報道資料
    2000年5月
    正しい日本語を使うための新検定
    旺文社、7月から『実用日本語 語彙力検定』を開始
    −『計算力検定』『英単語検定』も同時にスタート−
     
     株式会社旺文社(本社:東京都新宿区、社長:赤尾文夫)は、このたび生涯学習検定センターを設立し、日本語の語彙力を客観的に測定・評価する『実用日本語 語彙力検定』をはじめ、『計算力検定』、『英単語検定』の3つの基礎学力に関する検定試験を2000年7月から開始します。
     いずれの検定も財団法人日本生涯学習総合研究所※(所在地:東京都新宿区、理事長:代田恭之)の調査・研究をもとに開発されたもので、同研究所が測定・評価を担当します。また生涯学習検定委員会(委員長:永田雅宣 京都大学名誉教授)が設置され、検定のあり方や内容等の監修にあたります。
   
     今回開始する3つの検定は、教科学習のみならず生涯にわたるさまざまな学習活動の基盤となる重要な知識・技能の習得を奨励するために開発されました。いずれも基礎分野に絞り込んだ内容で、だれもが努力次第で一定の成果があげられるものです。能力や学習の成果が評価されることによって、受検者がさらに学習意欲を高めていくことを期待しています。
   
     今年度は各検定とも7月および12月に3級(中学卒業程度)、4級(中学2年修了程度)、5級(中学1年修了程度)の3つの級において試験を実施。現在7月受検について団体単位で申し込みを受け付けています。すでに全国から105団体(約12万人)が受検団体として登録を済ませており(5月18日現在)、初年度受検者数は三検定合計で30万件を見込んでいます。
     試験時間は各級とも正味45分で、約70%の正解が合格ラインとなります。合格者には生涯学習検定委員会から合格証が交付されます。
   
     『実用日本語 語彙力検定』が測定・評価の対象としている語彙力は、教科としての国語科にとどまらず、あらゆる学習活動やコミュニケーションに不可欠な重要な力です。最近、電子メールなどの通信手段の発達により、ますます大量の「ことば」がやりとりされるようになりました。また、漢字検定の普及に加え、日本語を正しい使い方をテーマにした本がベストセラーになるなど、日本語への関心はますます高くなっています。一方では「大学生の学力低下」や「日本語を正しく使えない若者」を憂慮する声が頻繁にマスコミに取り上げられ、英語教育を巡る議論のなかでも母国である日本語の充実を優先させるべきという主張も聞かれます。しかし従来から学校教育において、漢字の学習以外には、必ずしも発達段階に合わせた体系的な語彙の教育は行われていませんでした。
     このような状況を踏まえ、日本生涯学習総合研究所では、日本語の語彙力を客観的に測定・評価できるよう、継続的にサンプルテストを実施。その結果から各発達段階に応じた重要語句を選別、その難易度等をデータベース化し、徹底した科学的な分析・検証により信頼性の高い評価基準を確立しました。出題形式においてもこのプロセスを通じ効果的に語彙力を評価できるものだけに厳選しています。
   
     各検定とも来年度以降、順次上位級・下位級への拡充を予定しており、幅広い生涯学習ニーズに対応するものとして広く普及していくことを期待しています。
   
   
    財団法人日本生涯学習総合研究所について(ご参考)
     財団法人日本生涯学習総合研究所は、生涯学習に関する総合的な調査研究を行うとともに、広く生涯学習活動を支援するために、文部省生涯学習局の認可を得て1993年に設立された公益法人です。
     主に、生涯学習に関する調査研究、調査研究等の出版物、リカレント教育を中心とした生涯学習に関する情報の提供、生涯学習に関する講習会・研修会の開催、生涯学習セミナー等の開催などの活動を行っています。
   
   
    <本件に関する報道機関からの問い合わせ先>
       生涯学習検定センター 担当:曽根 一男
       〒162-0831 東京都新宿区横寺町55  TEL 03-3266-6760  FAX 03-3266-6762
   
    −広報代行 (株)プラップジャパン 担当:吉宮 拓/ 御園生 資己(みそのお もとき)
       〒150-8343 東京都渋谷区渋谷2-12-19 東建インターナショナルビル11F
       TEL 03-3486-6868  FAX 03-3486-7502
     
     
【2000年度実施要項】
実施日程    実施期日:
試験期間内で、受検団体が任意に設定 
試験時間:
3級・4級・5級とも45分
  第1回 第2回
受付期間 5/8(月)〜6/9(金) 10/9(月)〜11/10(金)
試験期間 7/8(土)〜7/17(月) 12/9(土)〜12/18(月)
検定結果通知 8/14(月)までに発送 1/19(月)までに発送
  ※各検定とも同一受検者が2つ以上の級を同時期に受検することはできません
級と受検料(2000年度)
  実施級−3級・4級・5級
  受検料−1検定につき各級とも2,000円(税込)
受検資格
  各級とも、年齢・学年を問いません。希望するいずれの級でも受検できます。
受検方法
  団体単位での受検となります。
合格証書・合否通知/個人成績表・団体成績表
  合否通知/個人成績表、団体成績表、合格証書を、申込責任者宛に一括して送付します。
試験結果について
  検定の結果は、試験期間終了後、およそ1ヶ月以内に申込責任者宛に一括して送付します。
申込条件
  申し込みできるのは、各検定・各級合わせた総受検者数が50件以上の団体とします。申込責任者が受検会場を設置し、試験を実施していただきます。
   
  <読者からの問合せ先および申込先>
   生涯学習検定センター事務局
    〒162-0831 東京都新宿区横寺町55
    TEL 03-3266-6764  FAX 03-3266-6762
 
【各検定の概要】
実用日本語 語彙力検定』
[程 度]
3級 中学校卒業程度
(約3万語レベル)
中3レベルの各教科を含むさまざまな学習活動に対応でき、その後の社会生活を営む上で必要とされる基本的な語彙を身につけている
4級 中学2年修了レベル 中2レベルの各教科を含むさまざまな学習活動に対応でき、身近な社会生活を営む上で必要とされる基本的な語彙を十分に身につけている
5級 中学1年修了レベル 中1レベルの各教科を含むさまざまな学習活動に対応でき、身近な社会生活を営む上で必要とされる基本的な語彙を身につけている
※2001年度以降、順次上位級(2級)、下位級(6、7級)を拡充、実施予定

[出題対象語句]−すべて四肢択一のマークシート方式
  語の種類 語句・表現の種類
和語 漢語 外来語 慣用句 ことわざ 故事成語 敬語 現代・
社会用語
3 級
4 級    
5 級        
 
『計算力検定』
[程 度]
3 級 中学校卒業までに学習する計算方法を正しく理解し、短時間で正確に計算することができる
4 級 中学2年修了までに学習する計算方法を正しく理解し、短時間で正確に計算することができる
5 級 中学1年修了までに学習する計算方法を正しく理解し、短時間で正確に計算することができる
※2001年度以降、順次上位級(2級)、下位級(6、7級)を拡充、実施予定
 
[出題内容]−すべて多肢択一のマークシート方式 
3 級 負の数を含む計算、文字と式、1次方程式、式の計算、連立方程式、平行線と角・三角形の角、二進法、多項式の計算、因数分解、素因数分解、平方根、2次方程式、三平方の定理
4 級 概数と計算、約数と倍数、分数の計算、立方体・直方体の体積、単位量あたりの大きさ、比、平均、負の数を含む計算、文字と式、1次方程式、式の計算、連立方程式、平行線と角・三角形の角、二進法
5 級 整数と小数、概数の計算、約数と倍数、小数の計算、分数の計算、三角形・平行四辺形・円の面積、立方体・直方体の体積、百分率、単位量あたりの大きさ、比、平均、負の数を含む計算、文字と式、1次方程式
     
『英単語検定』
[程 度]
3 級 約2,100語レベル 中学校卒業/実用英語技能検定3級程度。中学の教科書および公立高校入試問題、英検3級の問題等で用いられる大部分の語をカバーするレベル。
4 級 約1,300語レベル 中学2年修了/実用英語技能検定4級程度。中学2年までの教科書および英検4級の問題等で用いられる大部分の語をカバーするレベル。
5 級 約600語レベル 中学1年修了/実用英語技能検定5級程度。中学1年までの教科書および英検5級の問題等で用いられる大部分の語をカバーするレベル。
※2001年度以降、順次上位級(2級)を拡充、実施予定
 
[出題内容] −すべて四肢択一のマークシート方式
英語の単語・および熟語の知識を問うもの。文法力や長文の読解力を試す問題はないが、動詞の活用形や名詞の複数形、文章(短文・会話文)の空所補充等の問題は出題対象。


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