| |
広報資料 |
| |
|
2001年1月31日 |
| |
「ことばに関するアンケート」 集計結果速報 |
| |
インターネットが中学生の「ことば」の育成に大きく影響!? |
| |
―
インターネット利用者は語彙力検定合格率が10%高 ― |
| |
|
|
| |
生涯学習検定センター(東京都新宿区横寺町)では、主に中学生を対象とした「ことばに関するアンケート」を実施し、集計結果を速報としてまとめました。これは同センターが2000年12月に実施した日本語の語彙力を客観的に測定・評価する『実用日本語
語彙力検定』(2000年度 第2回)の3級から5級までの全受検者12,385名に回答を依頼し、有効回答数6,106(有効回答の98.8%が現役中学生)を集計した結果です。 |
| |
|
|
| |
<アンケート調査結果にみる主な傾向> |
| |
(1)インターネットの利用について |
| |
|
「インターネットを利用していますか?」という設問3において、45.5%が「利用している」と回答しています。また、インターネット利用率と検定試験の合格率を対比した結果、「利用していない」と回答した受検者の合格率が58.2%だったのに対し、「利用している」と回答した受検者の合格率が68.8%(差10.6%)と上回りました。この調査結果から、中学生の約2人に1人がインターネットを利用していることが判明しました。また、ことばを覚える場所や環境を聞いた設問1において「インターネット」という選択肢を選んだ中学生は少なかったものの、インターネットが中学生の「ことば(語彙力)」の増強にプラスの影響を与えている可能性があることをデータから読み取ることができます。 |
| |
|
|
| |
(2)家族との会話時間について |
| |
|
「家族との1日の平均会話時間はどれくらいですか?」という設問2において、39.4%が1時間以上と回答しています。ことばを覚える場所や環境を聞いた設問1においても「両親や祖父母との会話」という選択肢を選んだ中学生も多く、家族とのコミュニケーションが希薄であると考えられていたのとは違う新しい中学生像が浮かび上がりました。また、家族との1日の平均会話時間を5分以下と回答した受検者の合格率が52.7%だったのに対し、1時間以上と回答した受検者の合格率は63.8%(差11.1%)となっており、この合格率の差は、家族との会話・コミュニケーションが「ことば(語彙力)」の育成に大きく影響していることを如実に表しているといえます。 |
| |
|
|
| |
(3)日本語の乱れについて |
| |
|
「いま自分が使っている日本語は乱れていると思いますか?」という設問5で、話し言葉について「思わない」と否定した中学生は16.5%にとどまり、8割を超える中学生が、自分の話し言葉に自信をもっていないことが判明しました。 |
| |
|
|
| |
|
|
| |
|
|
| |
<第2回 語彙力検定と「ことばに関するアンケート」の結果から> |
| |
|
語彙力検定と並行して実施した「ことばに関するアンケート」の調査結果で意外だったのは、家族との1日の平均会話時間について、1時間以上との回答が39.4%に及び、30分以上1時間未満を加えると7割近い中学生が家族との会話の機会をもっていると回答したことです。今回の検定試験で出題された「落ち度、つぶさに、返す返す、はにかむ、のべつ幕なし、胸をかりる」などの普段の会話によく出てくる語の正答率はよくなかったのですが、今後、内容の豊かな家族との会話を通じて「語彙」として獲得されることになるのではないかと希望が持てます。 |
| |
|
インターネットの利用率については、まだ、こんなものか、といった感じでした。東京学芸大附属小学校・中学校をはじめ、私の知るかぎりでは、インターネットを利用したことのない小学生や中学生は見当たりません。20世紀に出現した新しい道具であるコンピュータを使いこなし、インターネット活用に積極性のある生徒は、当然のことながら、言語処理能力も数値処理能力も高い子が多いのです。合格率に10%程度の差が出ることも当然のことだろうと感じました。 |
| |
|
生涯学習検定委員会 委員 東京学芸大学教授 |
| |
|
宮腰 賢 |
| |
<アンケート調査概要> |
| |
|
| 調査時期 |
2000年12月9日〜12月18日 |
| 調査対象 |
『実用日本語
語彙力検定』の3級から5級までの全受検生12,385名
中学1年生 34.0% 中学2年生 38.3% 中学3年生 26.5%
無回答・その他 1.2% |
| 調査項目 |
1)ことばを覚える場所や環境について
2)家族との会話時間、インターネットの利用時間などについて
3)使用している日本語について |
| 調査方法 |
2000年第2回『実用日本語
語彙力検定』の3〜5級の全受検生に対し、試験実施日に任意で回答を求めた |
| 回収結果 |
受検者12,385名の内訳は、
3級(3,001名)、4級(4,856名)、5級(4,528名)
有効回答数は、 6,106(回答率は49.3%)、
級別では3級(1,381名46.0%)、4級(2,394名49.3%)、5級(2,332名51.5%) |
| 詳細データ |
アンケート詳細データはこちらをご覧下さい。 |
|
| |
|
| |
<実用日本語 語彙力検定について> |
| |
|
生涯学習検定センターは、(財)日本生涯学習総合研究所の調査・研究をもとに、日本語の語彙力を客観的に測定・評価できるよう『実用日本語
語彙力検定』を開発し、2000年7月から同検定を実施しています。この検定が測定・評価の対象としている語彙力は、教科としての国語科にとどまらず、あらゆる学習活動やコミュニケーションに不可欠な重要な力です。昨年度は5級、4級、3級を実施、今年度から新たに7級と6級が加わります。今後は順次上位級の拡充も予定しています。学校、塾などの団体受検が原則ですが、個人向けの「自宅受検制度」も実施しており、幅広い生涯学習ニーズに対応するものとして広く普及していくことを期待しています。 |
| |
|
|
| |
* |
実際の検定試験問題の一部や正答率、受検者数などの検定結果データは、生涯学習検定センターのURL
http://www.kentei-center.com/でも詳しく紹介しています。 |
| |
* |
語彙力検定を含む生涯学習三検定(計算力検定・英単語検定)の2001度第1回(通算第3回)は7月7日からの実施で、4月23日から受付を開始します。学校や学習塾等の団体受検のほかに個人向けの「自宅受検制度」も同日受付を開始します。 |
| |
* |
より詳しい資料、受検風景の写真、問題集、受検者の作文なども貸し出しが可能です。 |
| |
|
|
| |
|
|
| |
|
<本件に関する報道機関からの問い合わせ先> |
| |
|
生涯学習検定センター 担当:曽根 一男 |
| |
|
〒162-0831 東京都新宿区横寺町55 TEL 03-3266-6760 FAX
03-3266-6762 |
| |
|
|
| |
|
−広報代行 (株)プラップジャパン 担当:佐藤 眞由美/御園生 資己(みそのお もとき) |
| |
|
〒150-8343 東京都渋谷区渋谷2-12-19 東建インターナショナルビル11F |
| |
|
TEL 03-3486-6868 FAX 03-3486-7502 |
| |
|
|